第二の人生2つの天職/ロベルト・ガルシア

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レジェンドネタはいつもある訳じゃなく、誰かを書いて誰かを想い出す。調べていい記事みつけたら書くという感じだが、また見つけちゃいました。今回は数奇な運命で日本でデビューし何度か試合をした縁があるのに、井上尚弥は「大物を誰も倒してない!」「ノニトのフックが炸裂すれば、イノウエはアウトだ」とドネアの肩を持つロベルト・ガルシアの現役時代ではなくトレーナーとしての紹介です。

ま、元ドネアのトレーナーとしては気持ちはよくわかる。

ロベルト・ガルシアは、今日のボクシング界においてトップトレーナーとして広く賞賛されているが、元は立派な世界王者だった。ボクサーとしてのガルシアは1998年に空位のIBFジュニアライト級王座を獲得、しかしその時に勝ったハロルド・ウォーレン戦を最も誇らしい瞬間だとは考えていない。

ロベルト
「自分の最高の瞬間はタイトルを獲った時ではなく次の防衛戦のラモン・レドン戦です。彼は非常に強く、2ラウンドに私はダウンを奪われ負けそうでした。数ラウンド生き延びて5回に逆転ノックアウトできました。」

強豪のジョン・ジョン・モリナを下し防衛するも、ディエゴ・コラレスに敗れ、その後数戦し26歳でボクシングを引退した。プロキャリアは34勝25KO3敗だった。

しかしボクシングの血はガルシアを離さず、フェルナンド・バルガスのトレーナーだった父親のエドゥアルドからトレーニング技術の手ほどきを受けた。

現在44歳になるロベルトはトレーナーこそが自分の天職だったのだと感じている。2004年にトレーナーとしての仕事を開始して以来、数えきれないファイターの指導をしてきたが、これまで9人の世界王者を輩出してきた。(5年前)

ボクシングは、特定の人物や企業と連携していることが多いが、ガルシアは常にフリーランスだ。

ガルシア
「私は誰とでも上手く働く唯一のトレーナーです。ゴールデンボーイでもトップランクでもルー・ディベラでも構いません。相手を選ばないタイプです。みんなと仲良く仕事をします。」

信頼関係こそガルシアが最も大事にするものだ。3度リングマガジン最優秀トレーナーに輝いたガルシアは家族的なムードを大切にし、多くのファイターと密接なつながりを持っている。多くの賞賛に感謝するとともに、それは自分ではなくチームの努力の結晶だと力説する。

ガルシア
「私の目標は、すべてのファイターの人生のケアをすることです。勝ってチーム全員の幸せな顔をみることが生きがいです。家族、チーム、友人を幸せにすることが私の目標です。」

今までトレーニングしてきたファイターたちについて聞いた。

ベストスキル ホァン・グスマン、ノニト・ドネア、マイキー

もう何年も前になりますが、ホァン・グスマンと仕事をしていた時、彼はとてもスキルフルでした。ドネアとマイキーも巧みです。この3人以外を選ぶつもりはありませんが、2012年のオリンピアンである、オレクサンドル・グヴォジクも途方もないスキルを持っていました。

ベストジャブ ブランドン・リオス

マイキーはジャブの使い手ですが、リオスのジャブはそれ自体で相手を傷つけるしっかりしたものでした。マイキーは右を当てるためのタイミングのジャブであり、ブランドンはジャブだけで何人かを破壊したのでブランドンにします。

ベストディフェンス ホァン・グスマン マイキー

ホァン・グスマン、彼はとてつもない才能で頭が良かった。現在のマイキーはディフェンスが素晴らしく、ほとんどパンチを受けません。

ベストチン ブランドン・リオス

ブランドンはパンチを食らっても瞬きもしません。(チノ)マイダナも頑丈なアゴを持っていますが彼は何度かダウンしています。
なのでブランドンにします。

ベストパンチャー マルコス・マイダナ

ブランドンにもドネアにもマイキーにもノックアウトがたくさんあります。カバラウスカスにもとてつもないパンチ力があります。あの子はモンスターです。ケリー・パブリクもパンチが強かった。その中でもマイダナが最も倒し屋だったかな。

ハンドスピード ノニト・ドネア

スピーディーな選手はたくさんいますが、恐らく一番はドネアです。

フットワーク トーマス・デュローメ

ドネアとマイキーも素晴らしいフットワークを持っていますが、デュローメが一番速くリングを上手く使うとおもいます。

スマート マイキー

彼はトレーニングキャンプを通じても、リングにいる時だけは本当に賢いです。

屈強 エギディウス・カバラウスカス

彼は肉体的にも精神的にも非常に屈強です。彼は自分を打ち負かす人などいないと考えています。ジムではいつもスパーリングパートナーをノックアウトしています。

総合

それを選ぶのはとても難しいです。ブランドン・リオスとはいい仕事が出来てたくさんのビッグファイトやお金を稼いでくれました。ノニト・ドネアは4階級で世界王者になりました。マイキーも複数階級を制しています。エフゲニー・グラドビッチは出会った中で最も献身的な男でした。マイダナもブローナーやメイウェザーと素晴らしい試合をした。一人を選んで誰かの気分を損ねたくないです。みんな本当に才能があります。我々はチームであり家族であり1つなのです。

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選手としてのロベルト・ガルシアが日本で何度か戦ったのを覚えているような気がする。トニー・ロペスやブライアン・ミッチェルの全盛期かそのあたり、今のマイキーに似て教科書的で完成度の高いファイターだったが、やや小柄でスケールに乏しかったような印象だ。無敗のまま王者に輝き、強豪王者のジョン・ジョン・モリナを下すまで31連勝、ディエゴ・コラレスに初黒星をつけられてからは、ベン・タッキー、ホエル・カサマヨールに敗れて、あっさり今の井上尚弥の年齢で引退してしまった。


マイキーに似ている。

アマチュア時代にはオスカー・デラホーヤと戦ったこともあるという。

改めてガルシアファミリーは天才ボクシング一家だな。

トレーナーとして活躍するのは、レジェンドクラスの元王者というよりは、ロベルトのように優秀だったのにあっさり引退してしまった選手や世界にギリギリ届かなかったような元選手というのが多い気がする。

己の限界や負け、自分より上の才能を知らないとなかなかトレーナーは務まらないのかもしれない。

この記事は5年前のもので、まだ若く、真っすぐな印象のガルシアだが、現在ではさらに大物になっている。

この正直なインタビューを信じて

12月にテレンス・クロフォードに挑戦する「モンスター」エギディウス・カバラウスカスに期待しよう。そしてホァン・グスマン、かつてグスマニアと自称していた私にとり特別な男の記事でも探してみよう。難しいだろうな。

主な指導を行ったボクサー

ノニト・ドネア
フェルナンド・バルガス
ブランドン・リオス
スティーブン・ルエバノ
エフゲニー・グラドビッチ
ケリー・パブリク
マルコス・マイダナ
アントニオ・マルガリート
マルコ・アントニオ・ルビオ
ホアン・グズマン
エルナン・マルケス
ブライアン・ビロリア

ドネアとの出会いは2008年。それまで父から指導を受けていたドネアは方向性の違いで対立し父とのコンビを解消した。 ドネアの妻からの紹介で、ドネアの参謀として招聘され、ガルシアはジムでのボクシングでの仕事の多忙からあまり顔を出してはいなかったが、週に1回ドネアの練習場に顔をだし、自分がスパーリングパートナーとして練習相手になったりした。ドネアは「スパーリングで試合での悪い例を言ってくれるからすごく助かる」と話した。なおギレルモ・リゴンドウ戦を最後にドネアは父ノニト・シニアと再度コンビを結成。ガルシアとのコンビは解消したが、今でもアドバイスを送っている。エフゲニー・グラドビッチはアメリカに渡ってからデビューからガルシアのパートナーとして指導を続けていて、 カリフォルニア州オックスナード在住でスペイン語を話す人が多いためかグラドビッチは英語ではなくスペイン語を覚えた(現在は英語まで覚えた)のでインターバル中の指示はほとんどスペイン語での指示が多い。

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3 COMMENTS

アバターダイスケ

渋谷のスポーツショップで買って、このガルシアのカード持ってました。
(ロイ・ジョーンズのがかっこよかったけど、まだどこかにあるかな)

96年くらいからボクシングを見始めて02年くらいからしばらく見てなくて、10年くらいからまた見始めて。
なんで見てなかったんだろ。

コラレスに負けてガッカリしたのを覚えてます。
応援した選手に限って負けるのなんででしょうね。

ちょうど見ていた頃の選手の去就や、これからの選手の紹介、見ていなかった時期に活躍したボクサーの話、毎回楽しく読んでます。

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アバター匿名

ホエル・カサマヨールの記事で「キャリア最高レベルではなかったけれど」とか言われてましたが、どんだけレベルの高い話なんだろうと思いました。
日本のS・フェザーの選手がガルシアと戦ったら、高確率でキャリア最高の相手になるだろうなと。
つくづくレベルが違う。

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プクープクー

カサマヨールの記事まで読んでくれてありがとうございます。これだけの才能があっさり引退してトレーナーに転身してしまうってどんだけ!(しかも26歳)ですね。

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