アメリカ ハッピーエンドは振り向かない/(孤独な猛獣)アーロン・プライヤー スーパーライト級こそ最激戦区という持論だが、この男がいたならばケリはついているだろう。階級もわけもわからず見ていた時代のファイターだが、レナードよりもタイソンよりも一番強いと感じたのが彼だ。しかし、祝福されたレナードと違い、アーロンはアローン(孤独)だった。ハッピーエンドはなかった。... プクー
アメリカ 小さなマービン・ハグラー/(トゥーシャープ)マーク・ジョンソン 知っている人は少ないだろうが、米国黒人軽量級でめちゃ強かった人です。日本人との絡みはありません。同時に軽量級で米国黒人という不遇がついてまわったレジェンドでありました。... プクー
タイ ダイヤモンドの囚人/(Petch=宝石)アムナット・ルエンロン 訳あって、32歳という普通のボクサーならば引退もちらつく年齢になってプロになったアムナット。あっという間に駆け抜けたキャリアだったが、世界王者となりベルトを5度防衛、井岡やゾウ・シミンよりも極上だった。... プクー
日本 天才とは努力する才能である/ファイティング原田(本名 原田政彦) ファイティング原田、リアルタイムでは知らないのだが、この偉人を振返り、次世代のバンタム級を継ぐ日本人を見届けなければなるまい。... プクー
ロシア ナチュラル・ボーン・クラッシャー/Krusher(破壊者)セルゲイ・コバレフ Vol.2 セルゲイ・コバレフのまだ誰にも話していない物語。それは、奇跡であり、偶然であり、必然なのかもしれない。少し出来の悪い映画のようなストーリーなのだった。... プクー
ロシア ナチュラル・ボーン・クラッシャー/Krusher(破壊者)セルゲイ・コバレフ Vol.1 11月2日に人生最良の給料日を迎える、(クラッシャー)セルゲイ・コバレフ。今の彼がどういう状況であれ、人生最大のピンチ、引退の危機を乗り越え掴んだ大きな財布。それはコバレフが真の実力者だからだ。しかしこれはただの寄り道、ボーナスステージだ。統一戦こそ王道であると心に誓い必ず勝って欲しい。... プクー
タイ ドワーフジャイアント最後の花火/The Wolf(狼)ワンヒン・ミナヨーティン いったい日本人の何人が彼の前で敗れ去っただろうか、借りは返さなければならない。 小さな巨人は引退へのカウントダウンに向けて、空を飛び、日本にもやってくるつもりだ。... プクー
アメリカ The MayVinci Code=メイウェザーの暗号/The Ghost(幽霊)ロバート・ゲレーロ 見た目だけでは計り知れない奥の深さがあるのがボクシングの面白いところで、4階級を制したロバート・ゲレーロはフェザー級から始まり、どの階級においても決して一流の王者にもハードパンチャーにもみえなかったが、どんどん不可能を可能にしていった。その不思議こそがまるでThe Ghost(幽霊)のようだった。 ゲレーロの想い出の選... プクー
アフリカ Welcome back/(イーストロンドンの鷲)ウェルカム・ニシタVol.2 南アフリカのボクサーの歴史をきちんと知らないが、ブライアン・ミッチェルというジュニアライト級(スーパーフェザー級)の名王者がいたが彼は白人だった。黒人の世界王者としての先駆者がウェルカム・ニシタと言っていいだろう。厳密にはもっと古い王者も数人いるが、確固たる礎を築いたという意味では彼で間違いない。... プクー
アフリカ Welcome back/(イーストロンドンの鷲)ウェルカム・ニシタVol.1 南アフリカのスーパーバンタム級ビッグ3、最初に歴史のドアをこじあけた先駆者が、The Hawk(鷲)ウェルカム・ニシタだ。なんでウェルカムなんだろう?後の2人、ブヤニ・ブングとレーロホノロ・レドワバの記事は既に書いたがこの先人の情報を見つけたので緩やかに紹介する。... プクー
ウクライナ クリミアのロードウォリアー/オレクサンドル・ウシク ウクライナボクシングの強さの秘訣、それは豚の脂肪です。私たちは豚の脂肪をたくさん食べます。キューバのような厳格なアマチュアプログラムを持っているような国ではそんなものは禁止されているでしょう。でも、もし彼らが豚の脂肪を食べても強くはなれません。ウクライナ人じゃないから。(笑)... プクー
アメリカ 金色小惑星/(ゴールデン・ボーイ)オスカー・デ・ラ・ホーヤ こちらもメイウェザーの記事と同じで、デ・ラ・ホーヤのバイオグラフィー的なものではありません。過去のライバルに触れたインタビューのみ、見つけたので紹介したかったのです。メイウェザーのようにそれは全て俺さみたいな事にはなっていないのでご安心を・・・... プクー
アメリカ ライト級の怪物/(シュガー)シェーン・モズリー モズリーを総括するような記事を期待していたら御免なさい。ほんの一面にしか触れていません。 モズリーには「Best I Faced」もあるけれど、それはいつかにとっておこう。私が好きなシェーン・モズリーとは少し時代が違うから。デラホーヤやフェルナンド・バルガスに勝ち、大きなスーパースターにさえ、速いし強いしおまけに鉄のア... プクー
アメリカ 南カリフォルニアの風/ラファエル・ルエラス/ガブリエル・ルエラス 今日のボクシング界には兄弟のペアがよく見られる。スピンクス兄弟、ピーターソン兄弟、チャーロ兄弟、マグダレノ兄弟、そしてボクシング史上最も偉大なペアはクリチコ兄弟だろう。その背後に隠れて成功したペアにラファエルとガブリエル兄弟がいたのをご存知だろうか。... プクー
アメリカ トンネル・ビジョン/(マジックマン)アントニオ・ターバー たまたま、前記事のメイウェザーのコメントで、どなたかがトンネル・ビジョンという言葉を紹介していたが、ターバーの話にも出てきた。 実はそんなにターバーの事をじっくり見たわけではないが、ロイ・ジョーンズJrをはじめて倒した男であり(モンテル・グリフィンのは失格)ハマれば強いというか、サウスポーのパンチャーとしてとてもやりに... プクー
未分類 It comes with the territory. ~それも仕事のうち~/フロイド・メイウェザーJr レジェンド記事を書いていて、いつかは取り組まねばならぬ選手が彼であり、フリオ・セサール・チャベスなどもそうだが、今は気が進まない。覚悟が必要だから。特にメイウェザーの場合は偉大だが好みといえる選手ではない。果たしてピークのコンスタンチン・ジューや今のエロール・スペンスJrやテレンス・クロフォードをも軽く凌駕するほどの存... プクー
ロシア 峠を越えてなお/アルツール・ベテルビエフ Vol.2 たまたまみつけたアーサー・ベテルビエフの独占記事は2017年のもので、エンリコ・コーリング戦を直前に控えたものでした。今は既に王者となり防衛も2度クリアした状態なので、そのあたりの内容は省きました。コーリングも、ドイツを代表するトップアマとして数々の実績ある選手だったようです。だから決して油断せずリスペクトしていると。... プクー
ロシア 峠を越えてなお/アルツール・ベテルビエフ Vol.1 来月、遂に念願の統一戦に向かう、アーサー・ベテルビエフについて書きます。この記事は2017年のもので、その時こそが肉体のピークであり本当に勝負したかったタイミングだったようだ。やっと辿り着いたビッグマッチですが、34歳の彼がピークアウトしていない事を祈っている。... プクー