ボクシングと人生は永遠の学び/ペドロ・ディアス

今回はロマチェンコもビックリ!とびきりのファイターが出てきます。 ボクサーではなく世界的名トレーナーの回顧録です。偉大なボクサーを語る、回想する時、ボクサー本人よりもトレーナーの視点、視線の方が客観的… 続きを読む

星のバンザイ王子様/ムアンチャイ・キティカセム

日本人にもお馴染みのと書いて、相手をしたのは日本人ではなくユーリだけだったのだな。(最後の余計な試合を除いて)そしてこんなに短く駆け抜けた王者であったのだ。ユーリだから勝てたのであって他の日本人には無… 続きを読む

さよならも言わずに/(Siri=シリ)オルランド・サリド

いくつもの困難がありました。人生の中で私は誰からも信用、認識されていませんでした。世界王者になるのに時間がかかりましたが、自分の人生で初めて信用を得られることができました。 続きを読む

最強の無名という運命/オルズベック・ナザロフ

男にとって幸せとは、好きな仕事とそれに見合った給料があること。そして愛すべき家族がいること。私は日本を愛しています。どうか私のことを覚えていてください。 続きを読む

100万ドルのゴーン・ベイビー・ゴーン/(チキータ)ウンベルト・ゴンザレス

ウンベルト・ゴンザレスとマイケル・カルバハルこそが正しくミリオンダラーベイビーであり、軽量級ではじめて100万ドルを超えるファイトマネーとなったビッグネームだ。王者になる前から無冠の帝王と言われ、その… 続きを読む

アルゼンチンの殴り坊主/El Chino (エル・チノ)マルコス・マイダナ

マルコス・マイダナは10年代前半にジュニア・ウェルター級とウェルター級で世界タイトルを獲得した。最後の試合で、このアルゼンチン人のファンフレンドリーなスタイルは、フロイド・メイウェザー・ジュニアに最も… 続きを読む

クリアカンのライオンの陰で/ホセ・ルイス・カスティージョ

かつて読んで見逃していたのは、メイウェザーへの評価が高すぎつまらなかったから。初戦はカスティージョが勝っていたといえるほどの試合を演じたのに、あまりにメイウェザーを評価しすぎじゃないかと。その後、ホエ… 続きを読む

怪物前夜/レーロホノロ・レドワバ

代役のアップセット、ジョシュアに勝ったアンディ・ルイスの話題が熱いですが、もっと強烈なのがありました。Lehlohonolo Ledwaba、どう読むのかわからないので、日本ではリーロ・レジャバなんて… 続きを読む

悲しみのストラテジー/ホエル・カサマヨール

かなりマニアックな選出。ギジェルモ・リコンドーのルーツともいえる匠のキューバンだが、プロで階級を上げたのが幸いし、後に続くリコンドーよりはライバルに恵まれた。でも応援してくれるファンはいつも少なかった… 続きを読む

死ぬまでやめないロリポップボーイ/ホルヘ・アルセ

メキシコ初の5階級制覇(暫定を除けば4階級)を成し遂げた男をご存知だろうか、遠い過去の偉大なレジェンド達ではなく、あの、身近な存在のようでいて、決して日本人と交わることのなかった小さなやんちゃ坊主、ホ… 続きを読む

通じなかったメンチ切り/ウィリアム・ジョッピー

ウィリアム・ジョッピー、日本人初のミドル級王者、竹原慎二からベルトを奪い、引退に追い込んだ因縁の王者だが、憎きとか悪い印象は全くない。やはりミドル級の王座はすごいんだなと感じただけだ。そんなジョッピー… 続きを読む

真っ向勝負のスクールボーイ/ジョーイ・ガマチェ

ガマチェを破壊したナザロフの残忍なファイトは、アメリカを震撼させ、ビッグネームはみんな逃げてしまった。 続きを読む

We don’t know pain(痛みを知らない)アーサー・アブラハム

トレーナーが教えてくれたのは、困難に直面したときにそれを受け止められる者だけが、本当にビッグになれるということだった。僕とトレーナーのモットーは、We don’t know pain(痛みを知らない)… 続きを読む

飴と鞭(ラティゴ)/ファン・マルチン・コッジ

世界王者が遥かに遠い存在だった頃、日本人との対戦、来日も厭わず戦ってくれた王者の一人がファン・マルチン・コッジだった。しかし日本屈指のハードパンチャーとは異質な強打、鞭のようにしなるその豪打はホンモノ… 続きを読む

君はどこからやってきたのか/Carousel Kid(回転木馬)ブヤニ・ブング

本場アメリカはアマチュアキャリアがないとプロになれないという話だが、世界はそんなエリートばかりじゃない。ボクシングに対する情熱も、憧れのヒーローもいなかった。貧困を脱出する手段はこれしかない、これに集… 続きを読む

ジ・インビジブル・イップマン/ヘロール・グラハム

ブルースリーの師匠が「イップマン」なら、ナシーム・ハメドの師匠がこの「ヘロール・グラハム」だ。ハメド、ネルソン、ウィッター、ブルック、ハスキンス、バーネット、ジョシュ・ケリー・・・彼らに通じる、スタイ… 続きを読む

大人になることは人生の主役を降りること/ケビン・ケリー

ナシーム・ハメドストーリーの壮大なる名脇役に甘んじてしまったケビン・ケリーだが、ボクシングの歴史の中で、こういう立場を演じる男は必ずいる。今でいうとゲイリー・ラッセルJrのような存在か。リスキーで誰も… 続きを読む

ヒットマンたるもの/トーマス・ハーンズ

それは今でも私を悩ませています。今でも思い出しますし、やり直したいと思っています。 続きを読む