Winner Take All/(豪州の稲妻)コンスタンチン・ジュー

今ボクシング界で最激戦区はスーパーライト級だとおもう。才能の宝庫である。しかしコンスタンチン・ジューのように圧倒的に突き抜けてこのベルトが似合うものは一人もいない。そんなジューの記憶を少しだけ・・・ 続きを読む

氷の微笑のモンスター/ユーリ・アルバチャコフ

いつものレジェンドインタビューはないが、残すべきものは残しておく。ボクシングの歴史の中では何年、何十年かに一度は”モンスター”が現れる。日本しか選択肢がなかった、日本に来たから成功できた。しかしその才… 続きを読む

最強の無名という運命/オルズベック・ナザロフ

男にとって幸せとは、好きな仕事とそれに見合った給料があること。そして愛すべき家族がいること。私は日本を愛しています。どうか私のことを覚えていてください。 続きを読む

無冠の帝王の孤独/(ナイトアレキサンダー)アレクサンデル(サーシャ)・バクティン Vol.2

印象に残る試合がたくさんありました。4度目の防衛戦の相手、熟山竜一と彼の地元で戦いました。顎にいいのをもらって初めてダウンしました。ダウンとはこういうものなのかと理解できました。 続きを読む

無冠の帝王の孤独/(ナイトアレキサンダー)アレクサンデル(サーシャ)・バクティン Vol.1

強いということは、孤独であるということ。 続きを読む

砂の中の水/ユーリ・ヤコヴレヴィチ・アルバチャコフ

ファイターはリングで相手を倒したいと言う欲求を強く持つ必要があります。ボクサーはパワーやテクニックではなく、欲望によって勝つと信じています。 続きを読む

遅すぎた無冠の帝王/(Slav)ヴィアチェスラフ・ヤノフスキー

「君はもう30歳を超えている。若い者に変わってやれないか」 ソビエトの国歌が聞こえた時は鳥肌が立ちました。ボクシングはとても繊細で微妙なスポーツです。私は代表から消されてしまいそうでした。 続きを読む

無敵の愚か者/The Grandmaster(グランドマスター)ディミトリー・ピログ

無敵の人間などいないのだと自分に誓っていました。敗北は数十の勝利よりも多くの利益が得られると知っています。私はプロのリングで負けたことは一度もありませんが、いつでも負ける準備が出来ていると言う事実に備… 続きを読む

キルギスの狼/オルズベック・ナザロフ

ナザロフの眼は益々悪化し痛みは激しさを増した。試合後、網膜が3か所裂けていることがわかった。左目は全盲になっていた。 続きを読む

ナチュラル・ボーン・クラッシャー/Krusher(破壊者)セルゲイ・コバレフ Vol.2

セルゲイ・コバレフのまだ誰にも話していない物語。それは、奇跡であり、偶然であり、必然なのかもしれない。少し出来の悪い映画のようなストーリーなのだった。 続きを読む

ナチュラル・ボーン・クラッシャー/Krusher(破壊者)セルゲイ・コバレフ Vol.1

11月2日に人生最良の給料日を迎える、(クラッシャー)セルゲイ・コバレフ。今の彼がどういう状況であれ、人生最大のピンチ、引退の危機を乗り越え掴んだ大きな財布。それはコバレフが真の実力者だからだ。しかし… 続きを読む

峠を越えてなお/アルツール・ベテルビエフ Vol.2

たまたまみつけたアーサー・ベテルビエフの独占記事は2017年のもので、エンリコ・コーリング戦を直前に控えたものでした。今は既に王者となり防衛も2度クリアした状態なので、そのあたりの内容は省きました。コ… 続きを読む

峠を越えてなお/アルツール・ベテルビエフ Vol.1

来月、遂に念願の統一戦に向かう、アーサー・ベテルビエフについて書きます。この記事は2017年のもので、その時こそが肉体のピークであり本当に勝負したかったタイミングだったようだ。やっと辿り着いたビッグマ… 続きを読む

血のチョコレート/(シベリアンロッキー)ルスラン・プロボドニコフ Vol.2

「1ラウンド観ただけで好きになる要素がたっぷりのボクサーでした。」というコメントをfacebookでいただいた。ロシアの過酷な辺境から出てきた異形の怪物、プロボドニコフのファイトスタイルは、その真っす… 続きを読む

血のチョコレート/(シベリアンロッキー)ルスラン・プロボドニコフ Vol.1

ヘラジカの凍った生の肝臓がどんな味だか知ってますか? ロシアの血液浄化剤、それは血のチョコレート味です。美味しいです。 匠のあとは記録よりも記憶に残る、(シベリアンロッキー)ルスラン・プロボドニコフに… 続きを読む