天は二物を与えた/(マーベラス)マービン・ソンソナ

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彼にはボクシングの才能がある。それは決して消えやしません。彼の決意は固いのでコンディションさえ整えればいつでも世界挑戦できるとおもいます。

フィリピン、マニラ -マービン・ソンソナ(20勝15KO1敗1分)と聞いてまず思い浮かぶのは、彼の驚くべき才能だが、彼のキャリアはトラブルだらけだった。

マーク・アンソニー・バリガ対ガブリエル・メンドーサ戦のアンダーカードの一人としてリングに復帰したソンソナは、若い頃の未熟な過去から自分自身を取り戻したいと考えていた。

2009年に自身初の世界タイトルであるWBO世界スーパーフライ級王座を若干19歳の若さで獲得したソンソナは、メキシコ人のアレハンドロ・エルナンデスとの初防衛戦で、リングに上がる前にベルトを剥奪された。ソンソナはスーパーフライ級を2.5ポンドオーバーしていた。

この苦い経験からソンソナは名誉を回復しようと、ウィルフレド・バスケスJr.とのWBOスーパー・バンタム級王座戦にこぎつけたが、試合前に不平不満ばかり言いながら試合に臨み、4回でノックアウトされた。

この試合の敗北後、ソンソナは姿を消した。

その後復帰し、2014年2月22日、ザ・ベネチアン・マカオ内コタイ・アリーナで「リング・オブ・ゴールド」と打った興行の鄒市明VSヨークトン・ゴーキャットジムの前座で元WBA世界スーパーバンタム級王者下田昭文とWBOインターナショナルフェザー級王座決定戦を行い、4回1分17秒KO勝ちで王座獲得を果たした。

2014年6月7日、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでセルヒオ・マルチネスVSミゲール・コットの前座にて、NABF北米フェザー級王座決定戦をウィルフレド・バスケス・ジュニアと約4年ぶりに再戦し、10回2-1(2者が96-92、92-96)の判定勝ちで王座獲得に成功。

気まぐれな若者がようやく大人になり、自分のキャリアに真剣に取り組むようになったと期待されたが、ソンソナは再び姿を消した。

2015年、ジョナサン・アレリアーノとの戦いで新たな一歩を踏み出すべく復帰。判定で勝利したにもかかわらず、彼がチームの献身と努力を拒否し始めたことはもはや驚きではなく、ソンソナの名前はボクシングシーンから消える兆しを示していた。

一体何が原因なのだろうか?

以前のプロモーター、サミー・ゲロアーニとの確執もあったが、ソンソナがボクシングシーンから遠ざかっていた最も大きな理由は、娘マーラの出産だった。

2015年、マーラは早産で生まれ、助かるかどうかの瀬戸際だった。

ソンソナ
「プロモーターとの確執があったのでボクシングから距離を置きました。、娘の誕生で神の祝福を受けましたが、早産だったので娘の世話に専念していました。」

その後のストーリー

ジェルウィン・アンカハスVSジョナサン・ハビエル・ロドリゲスのタイトル戦が4月11日に米国で開催される予定だ。(延期)前回対戦相手を昏睡状態に陥れた危険なメキシコ人ファイターを相手に、アンカハスは9度目の王座防衛戦に臨む。タイトル防衛に向けて95%の準備が整い、差し迫った渡航制限のため、アンカハスはカビテのボクシングキャンプに戻らずにマニラに向かった。

アンカハスとジョン・リエル・カシメロはトレーニングを続けているが、コロナウィルスの影響で米国でのタイトル戦の行方は不明となっている。この3年間、ボクシングから離れていたソンソナだが、娘が元気に回復した今、自分に名声をもたらしてくれたボクシングを諦めたことを後悔していない。

ソンソナ
「私たち夫婦は娘が生き延びるのは難しいだろうと思っていました。神が娘に希望を与えてくださったので、私はとても祝福されています。彼女は今では私のインスピレーションの源になっています。」

そして・・・

2018年初頭、ソンソナはプロモーターのホーベン・ヒメネスとIBFスーパーフライ級タイトルホルダーのジェルウィン・アンカハスに世界タイトル戦をアピールした。

アンカハス
「彼はコーチと私、両方に声をかけてくれた。よし、彼を助けよう。」

ヒメネスとアンカハスはソンソナの過去を知っていたので、彼ををサバイバル・キャンプに迎えることに同意した。しかし、二人はソンソナがあきらめるのであれば、厳しいトレーニングプログラムをやめることもできるようにしていた。

ホーベン・ヒメネス

「マービン、話をしよう、サバイバルキャンプに何が待ってるか君は知る必要がある。サバイバルキャンプは過酷だし、お金もないし、山の中だからね。もし君があきらめるか、もう我慢できないとおもうなら、いつでも出て行けばいい、と言ったんだ。 」

ソンソナは1か月間の厳しいトレーニングに耐え、アンカハスと元オリンピック代表のマーク・アンソニー・バリガについていった。ソンソナの技術的な改善と体重の減少は5月13日に再び試合するに値するものだった。

しかしヒメネスはソンソナが過去の名声からすぐに世界タイトルマッチを望んでいても、もっと自分の体調管理に取り組む必要があると考えている。

ホーベン・ヒメネス
「彼にはボクシングの才能がある。それは決して消えやしません。彼の決意は固いのでコンディションさえ整えばいつでも世界挑戦できるとおもいます。」

世界タイトルマッチの前に、ソンソナは相手が誰であれ、100%の準備でカムバックに備えている。5月9日には2人目の子供が生まれる予定だ。

ソンソナ
「私はトレーニングに集中し、100%の準備が出来ています。トレーニング以外何もありません。」

おまけ

2018年5月13日、約3年ぶりに復帰戦を行うも、前日計量で契約体重の141ポンドを6ポンド(2.72kg)体重超過の失態を犯した為、12オンスのグローブを装着するグローブハンデを科せられて試合を行い、6回判定勝ちを収めた。

2018年5月13日が最後の記事だから、その後はわからない。
若き俊才、マービン・ソンソナはまだ30歳だ。井上尚弥と3つしか変わらない。

141ポンドを6ポンド(2.72kg)体重超過だからか、BOXRECではウェルター級と書かれている。ウェルター級のソンソナに未来はないとおもうが、19歳で世界を制したこの男にはノニト・ドネアに負けないしなやかで自然な才能があった。

若く、顔もよく、ちやほやされて気まぐれな性格だった。唯一の敗北、ウィルフレド・バスケスJr戦は試合前から覇気がない、怯えているような感じで、倒れ方もそうだった。しかしそこは天才たる所以、日本の下田をアッパーで一蹴し、本気を出せばバスケスJrにもリベンジを果たした。とても勝てそうにない初戦の負けっぷりだったのだが・・・

こういうタイプは若さ故の自然な強さと危うさが同居しているのであり、ベテランになって、ウェルター級で味が出るタイプではなさそうだ。マーク・マグサヨ、カール・ジェームス・マーティンなども似た道をひた走る。

かつて天は確かに、(マーベラス)マービン・ソンソナに二物を与えた。

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プクー

「ボクシング動画配信局」https://box-p4p.comの管理人です。 ボクシングで人生を学びました。

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