アメリカ 陽のあたらない部屋/(アメリカン・ドリーム)デビッド・リード Vol.1 忘れられない、忘れてはならないボクサーを残すために記録する。既に記録した。しかし己のために改めて記録し直す。... プクー
アメリカ 視界不良なミスリード/(アメリカン・ドリーム)デビッド・リード 最短世界奪取、複数階級最速制覇・・・最短、最速そんな記録はいらない。これはキャリアを急ぐ日本のボクシング界、関係者に是非読んで欲しい記事だ。... プクー
アメリカ 不屈のブラック・ジャック/(The Surgeon=外科医)フランキー・ランドール ランドールといえば、フリオ・セサール・チャベスに初めて土をつけた男という名誉だけがついてまわるが、キャリアを通して振り返ると、不遇、不運の王者だった。こんな地味な男が輝いてはいけない、何かの間違いだとばかりに再戦や不運なジャッジが付きまとった。... プクー
キューバ 孤独なサクセスストーリー/ギジェルモ・リゴンドーVol.3 そして最終章。ギジェルモ・リゴンドー来月39歳の旅はまだ続く。まだ終われない。やり残した仕事があるのだ。彼の長い航海を巡る灰色の海の向こうに岸は見えない。... プクー
キューバ 我らに自由を/(ブラックマネー/オリエンタル・キッド)ディオスベリス・ウルタド 前回書いたキューバの最高傑作、エクトール・ビネントは悲劇の物語だが、カサマヨールとともに亡命したもう一人の男がいた。ビネントとは同郷でライバルだったその男はビネントには勝てず補欠のような存在だったが、強い決意を胸に、アメリカの地で苦労の果てに世界王者の夢を実現した。... プクー
キューバ キューバの哀しき最高傑作/エクトール・ビネント プロボクシングはファイターを闘鶏や闘犬のように扱うダーティービジネスだ。 これが、フィデル・カストロ時代から続くキューバのプロボクシングに対する観念だ。 キューバ出身の世界的名トレーナーペドロ・ディアスをして最高傑作と言わしめたエクトール・ビネントは、キューバ史上、世界史上初のオリンピック4大会連続金メダルを狙える逸材... プクー
オーストラリア 軽量級のリアルディール/(マリックビルの誘導弾)ジェフ・フェネック 幻のIBF世界王者、新垣諭とは何だったのか、彼を踏み台に世界に飛躍したオージーは伝説の男だった。モノが違った。ジェフ・フェネック、アマチュアエリートではあってもこういう選手が極めてプロ向きといえ、階級も駆け抜けたキャリアのスピード感が今の井上尚弥と似ている。(スタイルは違うが)軽量級のロベルト・デュランと言うべきか・・... プクー
バージン諸島 蛇使いの魔術師/リビングストン・ブランブル オーバ・カーやコンスタンチン・ジューを書く際に登場した人物、そんな名前の選手いたなぁという程度でしたが、ルックス、出身がとても個性的で魅力的なので残しておきます。バージン諸島はジュリアン・ジャクソンだけではないのだ。ベストではないけれどその個性は際立ってユニークです。... プクー
ロシア Winner Take All/(豪州の稲妻)コンスタンチン・ジュー 今ボクシング界で最激戦区はスーパーライト級だとおもう。才能の宝庫である。しかしコンスタンチン・ジューのように圧倒的に突き抜けてこのベルトが似合うものは一人もいない。そんなジューの記憶を少しだけ・・・... プクー
アメリカ 悲運のスーパーカー/(モーターシティ)オーバ・カー 日本では名前がユニークなので覚えている人も多いだろう。マニアには無冠の帝王と言われたオーバ・カーはデトロイトのクロンクジム、エマニュエル・スチュワードのファイターとして、ハーンズやマクローリー、カリーに劣らぬ才能を持っていたが神の悪戯、時の運で一度も王者になることなくグローブを吊るした。その悲運はどこか日本の村田英次郎... プクー
ニカラグア マンゴーの狂人/(El Matador=闘牛士)リカルド・マヨルガ ボクシング、特に層の厚い中量級、重量級はトップアマの下地がないとプロで通用しない時代になったが、こういう傍若無人でクレイジーな男もいないと楽しくない。エリートの出世を阻む数々のケンカ、破壊の悪役っぷりで大いに引っ掻き回したが、いつも一発屋だった。今もこれからも恐らくずっと・・・... プクー
フィリピン フィリピーノ・フラッシュバック/ノニト・ドネア バンタムのレジェンドを連載したが、私の観戦歴だとマイ「黄金のバンタム」はノニト・ドネアになるのだが、そんなに長い在位ではなかった。あっという間に階級を駆け抜けていった。しかし防衛記録ではなくその圧倒感、美しさ、突出度ではやはりドネアだ。そんなレジェンドが今年11月にアンダードッグとして日本にやって来る。「黄金のバンタム... プクー
アメリカ 衝撃のJJ/(Joltin=驚異)ジェフ・チャンドラー サンドバル繋がりで出てきた名王者、ジェフ・チャンドラーの事も紹介しておきます。日本人としてはこちらの方がなじみがある選手かとおもいます。ボクシングとは時の運、村田英次郎もルペ・ピントールやチャンドラーのような名王者が相手でなければ世界王者になれていたかもしれない。記事は日本人の方のもので翻訳ではないですが、貴重なので転... プクー