毒煙ときどき鋭利/(スモーク)デリック・ゲイナー

元世界フェザー級王者、(スモーク)デリック・ゲイナーがリングに足を踏み入れた時、いつもそこに煙が、火があったと人々は言う。長身サウスポーだったゲイナーは優れたスキルをスピードを駆使し、90年代半ばから… 続きを読む

期待されすぎた男/マーク・ブリーランド

日本の尾崎富士雄とも戦ったことのある、アメリカのアマチュア最高傑作のマーク・ブリーランドはジャブの天才だった。尾崎はほぼジャブだけでわずか4回、血まみれでストップされた。後半勝負に希望を託した粘りの尾… 続きを読む

マインドセット/ルーマニアのライオン レナード・ドーリン

ヒーローは物事を成し遂げられるということを示すために必要なのです。ルーマニアにはプロがなかった。教えてくれる人もいない。プロのキャリアの50パーセントはマインドセットだと言われていますが、私たちにはそ… 続きを読む

ソナギは止まったまま/柳明佑

堕ちた韓国、翻す日本ボクシング、しかしこの巨人達を超えることが過去の清算、新たな道となる。 続きを読む

浮浪児の首領/マニー”ザ・マグニフィセント”パッキャオ

これから何度も書くことになるとおもうが、40歳でキース・サーマンに勝利した偉大な功績を称えて、かなりザックリですがマニー・パッキャオの足跡を辿る海外記事を紹介します。 続きを読む

醒めない悪夢のその先に/(ブジア=点火プラグ)イラリオ・サパタ

イラリオ・サパタ(Hilario Zapata、1958年8月19日 – )は、パナマの元プロボクサー。パナマシティ出身。元世界2階級制覇王者(ライトフライ級、フライ級)。「軟体動物」とも… 続きを読む

巨匠と共に永遠に/(ライツアウト)ジェームズ・トニー

この記事は2009年時点のもので、まだトニーが現役時のものなので、彼のプロフィール的なものは書かれていませんでした。プロフィール的なものはWIKIを引用します。 続きを読む

ここにしか咲かない花/(ハッピー)ミゲル・ロラ

いつものような中身ある記事でなくてすみません。今のところ彼の特集記事のようなものをあまり見つけることが出来ないからです。我らが井上尚弥が、歴史上もっとも偉大なバンタム級ではなかろうかと口が滑りそうな状… 続きを読む

勝者の痛み/(アイス)モンテル・グリフィン

当時浅はかなボクシングファンであった自分にとってのモンテル・グリフィンは、ロイ・ジョーンズ・ジュニアに初黒星をもたらした男ではあっても、ラッキー以外なにものでもなく、再戦であっさり負けた弱い男という認… 続きを読む

The Warrior(戦士)リアル・ディール/イベンダー・ホリフィールド

私はただ、評判に負けるわけにはいかないと思っただけです。私の母は、『チャンピオンになるには、チャンピオンを倒さなければならない』と言っていた。評判なんかに負けるなとね。 続きを読む

未知との遭遇/(Superman RJ)ロイ・ジョーンズ・ジュニア

「こんなのかつて見たことがない」これが我々の印象であり、ジョーンズ自身の誇りでもあったようだ。こんなファイターが現れたら驚愕と共に、絶望しか感じない。当たり前だが、日本と最も疎遠な世界に生きた超人だっ… 続きを読む

軽んじられた8番目の男/(スウィート)レジー・ジョンソン

ジョン・デビッド・ジャクソンに続き、トニーに負けた、ロイに負けた、その相手くらいにしか記憶にないレジー・ジョンソンでしたが時代のベストに遜色ない実力者でした。 ミドル級とライトヘビー級を制した男はみな… 続きを読む

国民のバンタムと私のフェザー/ガロ・デ・オーロ(黄金のバンタム)エデル・ジョフレ

黄金のバンタム、こんな戦績の王者は2度とあらわれないといえる伝説の王者ですが、40歳にして無敗のWBC世界フェザー級王者として引退した事実をご存知だろうか?興味深く読みたい読者は少ないだろう。その現役… 続きを読む

折れた矢/海老原博幸(本名 松田博幸)

日本人として3人目の世界王者、私がボクシングに熱中していた頃に日本にやってきたユーリ・アルバチャコフに無理やりリングネームをつけさせた名前として記憶している。ユーリ海老原・・・いくらなんでもそりゃない… 続きを読む

陰陽師/(アクション)ジョン・デビッド・ジャクソン

決して遠い過去の選手ではなくリアルタイムに存在した選手だが、あまり記憶にないのは試合を観る機会が少なかったからだ。30戦以上無敗で安定王者に君臨してはいたものの、なぜか情報が少なくあまりきちんと観たこ… 続きを読む

春の日は過ぎゆく/(キッド・ダイナマイト)ダニー・ロメロ

ダニー・ロメロ、悪童ぶりが目立つジョニー・タピアに比べてハンサムなエリート、アイドルな側面が目立ちましたがスタイルはロメロがハードパンチャーでタピアがスマートでした。ホンモノの強さでした。どうしても見… 続きを読む

21st century schizoid man/エドウィン・バレロVSワシル・ロマチェンコ

昨日、Youtubeでこの動画をみつけ、見入ってしまいました。バレロとパッキャオの仮想対決遊びかとおもいましたが、貴重な映像を含む、エドウィン・バレロの重厚なドキュメンタリーでした。 続きを読む

狂乱のロードウォリアー/エドウィン・バレロ

内なる悪魔に飲み込まれた神秘的なファイター、エドウィン・バレロの記事を2か月前に書いたのですが、記事がそのまま映像化されたようなものを見つけました。一見の価値ありです。やっぱこの男は強い。今のモンスタ… 続きを読む