最後の激闘王/(韓国の石の拳)文成吉

文成吉は僧侶みたいなものでした。兄嫁の家に居候していたのですがジムでは神がかったようにサンドバッグを叩いていた。誠実さや集中力においては柳明佑も最高でしたが、私がみた文はそれ以上でした。ただ、それしか… 続きを読む

むき出しの言語(拳)/Baby Face Assassin(童顔の暗殺者)マルコ・アントニオ・バレラ

モラレスVSバレラの三部作について何が言えるだろう?それはある意味彼らの遺言状だった。彼らは互いに憎しみあって36ラウンドの歴史を作った。暴力、勇気、後退することを拒絶した。 続きを読む

無敵の愚か者/The Grandmaster(グランドマスター)ディミトリー・ピログ

無敵の人間などいないのだと自分に誓っていました。敗北は数十の勝利よりも多くの利益が得られると知っています。私はプロのリングで負けたことは一度もありませんが、いつでも負ける準備が出来ていると言う事実に備… 続きを読む

隻眼の魔術師/(マグニフィコ)イスラエル・バスケス

やりきったといえるボクシング人生だったので神に感謝している。願わくば永遠に若く、怪我無く健康でありつづけたかった。ボクシングだけが私の情熱だから。 続きを読む

テヘランの男塾/(リトルタイソン)マヤル・モンシプール

それを知らずに、特に望むこともなく、サリム・メジクンヌはマヤル・モンシプールをフランス人にすることに大いなる貢献をした。2002年1月18日の夜、ポイチエの街で、小さなイラン人がスーパーバンタム級で暴… 続きを読む

もう一人のオスカー/Chololo(チョロロ)オスカー・ラリオス

マニー・パッキャオはキャリアを通じて2人のオスカーと戦いそれぞれに勝利を収めた。1人はスーパースター、生きる伝説とみなされ、もう一人は過小評価されたファイターだった。しかしパッキャオに厳しい試合を強い… 続きを読む

オールドクラシック/(ノックアウト・ダイナマイト)内山高志

もしマイキーと戦っていたなら、どちらが勝つにせよ、ノックアウト決着になったでしょう。どっちが強いか決めるために本当に彼と戦いたかったです。 続きを読む

キルギスの狼/オルズベック・ナザロフ

ナザロフの眼は益々悪化し痛みは激しさを増した。試合後、網膜が3か所裂けていることがわかった。左目は全盲になっていた。 続きを読む

完走した男/(テキサスの竜巻)ジェシー・ジェームス・レイハ

私の名前に触れずにアズマー・ネルソンを語ることはできません。逆も然りです。素晴らしい、本当に素晴らしい仲間です。彼との試合は大変でした。ネルソンと42ラウンドを共有するには何かを学ぶ必要があります。無… 続きを読む

過信した男/レイジング・ブル(怒れる雄牛)ビッグ・ダルチニアン

人口300万人のアルメニアはヨーロッパのくるみ割り人形だ。戦争、ロシアとの併合、アゼルバイジャンからの干渉、虐殺、トルコからの圧力・・・この国で成功することはほぼ不可能だ。家族や友人を残して他のどこか… 続きを読む

毒煙ときどき鋭利/(スモーク)デリック・ゲイナー

元世界フェザー級王者、(スモーク)デリック・ゲイナーがリングに足を踏み入れた時、いつもそこに煙が、火があったと人々は言う。長身サウスポーだったゲイナーは優れたスキルをスピードを駆使し、90年代半ばから… 続きを読む

期待されすぎた男/マーク・ブリーランド

日本の尾崎富士雄とも戦ったことのある、アメリカのアマチュア最高傑作のマーク・ブリーランドはジャブの天才だった。尾崎はほぼジャブだけでわずか4回、血まみれでストップされた。後半勝負に希望を託した粘りの尾… 続きを読む

マインドセット/ルーマニアのライオン レナード・ドーリン

ヒーローは物事を成し遂げられるということを示すために必要なのです。ルーマニアにはプロがなかった。教えてくれる人もいない。プロのキャリアの50パーセントはマインドセットだと言われていますが、私たちにはそ… 続きを読む

ソナギは止まったまま/柳明佑

堕ちた韓国、翻す日本ボクシング、しかしこの巨人達を超えることが過去の清算、新たな道となる。 続きを読む

浮浪児の首領/マニー”ザ・マグニフィセント”パッキャオ

これから何度も書くことになるとおもうが、40歳でキース・サーマンに勝利した偉大な功績を称えて、かなりザックリですがマニー・パッキャオの足跡を辿る海外記事を紹介します。 続きを読む

醒めない悪夢のその先に/(ブジア=点火プラグ)イラリオ・サパタ

イラリオ・サパタ(Hilario Zapata、1958年8月19日 – )は、パナマの元プロボクサー。パナマシティ出身。元世界2階級制覇王者(ライトフライ級、フライ級)。「軟体動物」とも… 続きを読む

巨匠と共に永遠に/(ライツアウト)ジェームズ・トニー

この記事は2009年時点のもので、まだトニーが現役時のものなので、彼のプロフィール的なものは書かれていませんでした。プロフィール的なものはWIKIを引用します。 続きを読む

ここにしか咲かない花/(ハッピー)ミゲル・ロラ

いつものような中身ある記事でなくてすみません。今のところ彼の特集記事のようなものをあまり見つけることが出来ないからです。我らが井上尚弥が、歴史上もっとも偉大なバンタム級ではなかろうかと口が滑りそうな状… 続きを読む