崇高なる道へ②/西岡利晃

リング誌で特集されるこの記事は「BEST I FACED」というものです。過去のスーパースターというよりは、その陰に隠れ、殿堂入りクラスの王者ではないものの、記者の心を奪った選手を特集しています。西岡… 続きを読む

崇高なる道へ①/西岡利晃

昨日ドネアを再アップしたので、西岡も再登場です。相手の分析が的確です。 続きを読む

忘れられたレジェンド/(キングアーサー)アルツール・グレゴリアン

複数階級制覇が流行りのボクシング、ライト級王者として近年最も存在感を示したのはシェーン・モズリーだとおもうが、もう一人忘れてはならない男がいた。ウズベキスタン生まれのアルメニア人でドイツが主戦場という… 続きを読む

瞬間最大恐怖(ポポ/ブラジリアン・ボンバー)アセリノ・フレイタス

個人的この男は怖かった。強かったとおもう。プロらしいノックアウトアーティストで、ボクシングに一番欲しい怖さを持っていた。だから評価する。そしてもっと偉大になれたと確信する。 翻訳、引用以外はあくまで個… 続きを読む

閃光の狩人・彼らの宿命/ノニト・ドネア

井上戦までの参考に再アップ。やはり西岡戦がベストパフォーマンス、考え抜いて出した戦術のようだ。井上に対してもかなり対策してくるだろう。 続きを読む

長く老獪な道/(El Raton・The Mouse=ネズミ)ダニエル・サラゴサ

正直に言えば、地味でパワーや怖さのない年寄りだから、日本人が狙い撃ちしたような晩年のサラゴサだったが、経験値が違い、あまりに老獪すぎた。 続きを読む

刹那のダイヤモンド/『The Avoided』ジュニア・ウィッター

キャリアで何を達成したかといえばそれはまったく別の話になる。どのような機会を、いつ得るかだ。 続きを読む

笑顔の少年の怒り/(アメリカンドリーム)エリスランディ・ララ Vol.3

個人が自由や未来を求めてはいけない国がある事実をどう捉えればいいのだろう。キューバの亡命戦士たちはそれぞれのストーリーを築きながら、いよいよキャリアの晩年を迎えている。彼らに続く若手はフィデル・カスト… 続きを読む

笑顔の少年の怒り/(アメリカンドリーム)エリスランディ・ララ Vol.2

もう一人の亡命者、エリスランディ・ララはスター渦巻く中量級の選手なので、金銭的には一番成功者といえるだろう。それでも守備的な判定勝ちはララにとっては勝利ではない。引き分けは敗北を意味する。 続きを読む

チェミート(亡霊)/アンセルモ・モレノ

その頃、私は多くの優れたバンタム級選手と対戦していましたが、山中が一番パンチが強かったです。自分がキャンバスに倒れても、山中のパンチはまだ深く届いていないと感じました。 続きを読む

匹敵/村田英次郎

そのとき、村田は「世界タイトルを獲るのは無理だった」と振り返る。 続きを読む

笑顔の少年の怒り/(アメリカンドリーム)エリスランディ・ララ Vol.1

エリスランディ・ララ36歳、未だ現役バリバリで戦う彼は先日、体重超過のラモン・アルバレスを日頃の鬱憤を晴らすかのごとく圧倒した。 相手はラモン・アルバレスではなかった。ララはこんな男を相手にするレベル… 続きを読む

雲のうしろには太陽の光/(ウィンキー)ロナルド・ライト Vol.2

ロナルド・ライトは生涯地味、玄人受けの選手だったが、キャリア晩年以外にほとんど負けがない。敗北も際どいものが多くKO負けは一度もない。特別幼い時期からボクシングを始めたわけではなさそうなのに、あの匠の… 続きを読む

雲のうしろには太陽の光/(ウィンキー)ロナルド・ライト Vol.1

自分がボクシングをやるならこの男に学びたい。かつてこう書いた心の巨匠がロナルド(ウィンキー)ライトだ。彼が無残に打たれ、倒れるのをみた事がない。ディフェンスの達人として不人気で地味な立場に甘んじていた… 続きを読む

5月7日/(褐色のアルゲリョ)ディエゴ・コラレス

ディエゴ・コラレスは長身で細身の身体から繰り出す強烈なパンチと、常にKOを狙う攻撃的なファイト・スタイルでとても人気があった。信じられないほど勇敢で接近戦での打ち合いを好んだ。 続きを読む

Do you remember/(Ahas=ヘビ)ドニー・ニエテス

現役ボクサーのファイトスタイルとしては、個人的にかなり好きな選手がドニー・ニエテスだ。匠のような滑らかなボクシング、体格、パワー以外どこに注文があろう?井岡一翔は永遠のライバルといえるくらい鏡のような… 続きを読む

チワワでもライオン/(El León=ライオン)ダニエル・ポンセ・デ・レオン

軽量級に名選手の多いメキシコは最終的には日本人と絡む者もいれば最後まで絡まぬ者もいる。ダニエル・ポンセ・デ・レオンは後者、一度も日本人と戦ったことはなかったと記憶しているが、その存在は常に不気味だった… 続きを読む

最期のレクイエム/(グアンタナモのサイクロン)ユリオルキス・ガンボア Vol.2

もうすぐギジェルモ・リゴンドーとユリオルキス・ガンボアという2人の圧倒的に強く個性的なキューバボクサーのキャリアも終わるだろう。五輪2冠のロベイシ・ラミレスは契約だけが目当てだったかのような無気力な試… 続きを読む